酸化と酸味
今日は教室基礎編でした。
珍しく男性参加者の方が多い講座となりました。
講座では酸化と酸味の違いを粉の状態で香りを嗅ぎ、湯を注いだ状態を目で確認し、最後に飲んでもらいます。
酸化は豆が古くなり、劣化していくため味が重たく、いわゆる酸っぱい味となります。
酸味は本来コーヒーがもちあわせている、甘みを帯びた心地よい酸になります。
参加者で今朝飲んできたコーヒーが安く購入したものだったようで、酸化の味と似ていると苦笑いをしていたのが忘れられません。
コーヒーが苦く、酸っぱく嫌いだと言う人は多く、初めて飲むコーヒーが、もし酸化したものであれば、コーヒー嫌いになっても仕方ないように感じます。
私自身も20年以上前に初めてコーヒーを口にしたのが今思えば酸化していました。
そう考えると今の若い世代の人たちは、美味しいコーヒーが手軽に飲める環境で恵まれてはいるはずです。
しかし現実はコーヒー離れをしているようにも感じます。
美味しさを伝えるものとして、これから先もやるべきことは山ほどありますね!!