農大オープンカレッジ前編
農大オープンカレッジ前編が無事終了しました。
定員を若干超えての11名参加で開催しました。
前編はコーヒーの産地・品種の違い、精製による香味の違いを最新鋭の分析機器を使って検証していきました。
まずは妙田助教授からスクリーンにて、各産地のお話と、一日の流れを説明。
前もって分析していたグァテマラ、ブラジル、ケニア、エチオピア、インドネシアの抽出したコーヒーの分析した結果を伝え、甘みを伴った香り、酸の強いものなどグラフを用いて分かりやすく説明してくれました。
次に私から各農園の説明をし、抽出したコーヒーを飲みながら産地の特徴を感じ取ってもらいました。
普段飲んでいるコーヒーは、どのような感覚で美味しいと人間は感じているのか?大変気になるところですが、今回の講座で少し前進する分析結果がでました。
分析機器で抽出したコーヒーを「香り」と「液体」で分離させ、それぞれを体験してもらうというものです。
最初にブラインドで香りを取り除いた「液体」をカッピングしていきます。
これは皆さん予想以上に難しく、そして美味しくなく、苦戦しましたね。
それとは逆に液体から取り除いた「香り」は、皆さんの反応も良く、コーヒーそれぞれの個性が強調されていました。
また、普段飲んで感じとれない香りが、多く含まれていたりと発見がありました。
エチオピア・ナチュラル精製は衝撃的な香りでしたね!!
コーヒーは鼻から抜ける「香り」の影響が大きいことが実験の結果分かりました。
ちょっと悪ふざけをして、美味しくない「液体」に「香り」を混ぜたら、どうなるんだろう?と恐る恐る「香り」を加えていくとビックリ!!
お~コーヒーだ!! 旨い!これはいつも飲んでいる味だ! まるでマジックのように盛り上がりました。
遊び心は大切ですね。
最後にそれぞれドリップの練習をやりましたが、個性、性格のよくでた美味しいコーヒーでした。
短い時間での講座でしたが、実にボリュームのある内容で、疲れた方もいたかもしれません。
後編は11月8日開催で、「水」に焦点をあてて行います。
水の成分がどのようにコーヒーに影響を与えているのか?こうご期待です。
※懇親会に出席される方は、今週中に当店までご連絡ください。