生産者のウマーニャ家は、もう少し標高が低いタラスの街の近くの場所に小規模の農地を所有していました。エルマノスの父でウマーニャ3兄弟の祖父が1995年に、この高い標高の牧草地を取得。コーヒー一族の血が騒ぎ2004年にコーヒーの木を植え始めました。2014年に念願の自前の精製工場（ミル）が完成。ラ・ロカの名は精製工場から望むロカ山に由来します。彼らは自分達の栽培したチェリーを自分達で加工し、自分達のコーヒーとして扱ってくれる人に届ける夢がありました。その意気込みは農地・設備管理の隅々に目が行き届いており、仕上ったコーヒー豆のきれいさには驚かされました。

生産者：ウマーニャ家（父エルマノス、長男フアン・カルロス・次男フェリックス・三男ダリオ）

所在：サン・ホセ州タラス市カネット・アリバ　ケブラダ農地

標高：1,850～1,950ｍ　　　　品種：カトゥアイ

精製：機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

乾燥：ベッドにて天日乾燥

ロースト：ハイロースト

味の特徴：しっとりとやわらかな触感。オレンジなど果実を感じ、明るくてとてもクリーンな印象。後味がとても甘く心地よい。

ラ・バンデラ・エル・アルト

ラ・ロシータ・バラ・ブランカ

グラニートス・オルティス2000

オルティス2000農地は、6年前に取得した農地で、新稙して整備を進めているため収量はまだ少ないです。このドタバレーの環境は寒冷地で冷え込みが厳しい土地ですが、2,000ｍを超える標高が加わり、さらに厳しい環境で育つコーヒーは、実の締まりが極めてよく、超硬豆に仕上がります。また2012年に自前の精製工場（ミル）の開設をしました。次女のジョアナさんの一言「ミルの作業を一手に引き受けるから、やってみよう!」で開設を決心したようです。関係者から多くを学び、次女、三女、四女が作業場を仕切り、今では国内でも例のない若い女性だけでのミルの運営をしています。

生産者：オマール・カルデロン

所在：サン・ホセ州ドタ市サンタマリア　

標高：2,000～2,150ｍ　　　　品種：カトゥアイ（主にイエロー）

精製：機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

乾燥：ベッドにて天日乾燥

ロースト：シティロースト

味の特徴：口当たりがなめらかで丸みのあるコク、メイプルシロップや蜜のような甘み、シナモン、バニラの香りなど複雑で奥行きのある味。